手仕事をひとさじ〜工房kibi展

木で暮らしにまつわる身近なものを制作する『工房kibi』の展示、オーダー会を開きます。

カッティングボード、箸、こども用のお手伝いまな板、木のおもちゃなど、シンプルで長く使えるものが少しずつ並びます。

初日の13日(火)午前中、17日(土)は作家の亀井玲子さんが在店予定です。

木工の修理したいものや、オーダーしたいものがある方は相談してみてください。


会期
10/13(火)・14(水)・16(金)・17(土)
いずれの日も いな暮らし は9時〜17時OPEN
いつものようにランチやお茶のご用意があります。
※10/15(木)はお休みです。


工房kibi (亀井玲子)

飛騨高山の木工家具会社に勤務。家具をつくる仕事にたずさわる。現在は子育ての傍ら、木で暮らしにまつわる身近なものを制作する「工房kibi」として細々と活動中。稲城市在住。

飛騨高山にいた頃は、ものづくりをするには抜群の環境の中でいわば毎日戦いのように家具を作っていましたが、今は限られた環境の中で、ノコギリ・カンナ・ノミを使う木工の原点に立ち返り、自分に何がつくれるかを模索しています。

工房kibiといっても、自分の立派な作業場があるわけではなく、私にとっての今の工房は自宅の一部屋であり、公民館の工作室であり、機械を使う時はレンタル工房です。

けれども私は(木工に関わらずとも…)つくることが好きで、「今日はちょっと寒いな」なんて季節の移り変わりを感じながら、何かをつくる場所…「工房」という言葉が好きです。つくる時間は自分が生き生きするための要素であり、言葉でうまく言い表わせないことの表現でもあることを、人と人との関わりが制限されがちな今改めて実感しています。

日常の暮らしの中で、素材の感触や美しさに触れて、ふわりと感情が揺れ動くようなもの。そんなものがつくれたらいいなぁという思いを込めて…

手仕事をほんの少し生活に取り入れたら、少しだけ心が豊かになった…そんなきっかけになればうれしいです。


- 更新日:2020年10月5日(月)