2024年秋、いな暮らしで個展「魔女のしたごしらえ」を開催したアーティスト、スギサキハルナさん

お庭から採取した植物をぐつぐると煮込み、その場で色を抽出し、集ったこどもたちも交えて絵の具を作ったり、ライブペイントなども展開してくれました。

日本やインドなどアジアを中心に、自然や精霊と対話し、その地にある自然素材や伝承をもとに作品を作ってきたハルナさんがその後向かった先、南アフリカのレソト王国。

南部アフリカに位置するレソト王国は、周囲を南アフリカ共和国に囲まれたランドロックの国。
国土のほとんどが標高1000m以上にあるため、”天空の国”とも呼ばれています。
そんなレソトの聾学校にて、アフリカxアートxエンパワーメントというキーワードで集ったクリエイター集団「popo ea pele 」=ポポアペーレとして、現地で生まれたアートプロジェクトについて語ってくれます。
「popo ea pele 」は、レソト語で“はじめの一歩“という意味です。
以下に、レソトへ旅立つ前に綴っていたハルナさんの言葉をご紹介します。
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レソトの聾学校、在校生約100名と共に「その辺にあるもの」で絵を描く美術の授業をひらきます。
たとえば、かまどの煤や灰、道端に生えた草、地面の土。食べ終わったフルーツの皮。これら全部絵の具にして絵を描くことができる。
目の前の風景、なにもかもが何かに使えるヒントにふっと、変わってゆく。
それはいつだってワクワクで面白い瞬間だよね。
それは生きる中でも重要な栄養のように思う。
いつだってどこだって、みんなで大鍋囲んで何が出てくるのかじっと見つめながら話す。
そんなひらかれた場づくりをしたいのです。
私も世界中に存在する天然顔料達や、それらを扱う技法達に出会う旅がいよいよはじまるのだと思う。
今回はレソトって王国に呼ばれたから行ってみる!
次なる作品に向けて一歩一歩。
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1月26日(日) 第一回のポポエペーレの活動を皆さんと一緒に振り返ります。
レソトの聾学校の様子や南アフリカの植生、収集できた自然絵の具についてなど写真を交えて話していけたらと思います。
メンバーは渡邉莉子とスギサキハルナが現地に参加します。伴由香子はヨハネスブルグからオンラインで参加予定です。
ランチメニューはスギサキタカフミによるベジカレーやいな暮らしの身体労わるカフェドリンクが楽しめます。
ご予約お待ちしております!

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レソトアートプロジェクト報告会
「popo ea pele はじめの一歩」
報告会:13:00-14:00
会場OPEN: 11:00-14:00
場所:いな暮らし(東京都稲城市押立1744−46)
JR南武線 矢野口駅より徒歩8分
参加費:1000円(予約制)
【報告会ご予約はこちらまで】
ランチはご予約優先です。

inagurashi@gmail.comまたは
いな暮らしinstagram のDMからもご予約可能です。