夏の終わりに

暑い、あつい、暑かった夏も終わろうとしています。
風さえあれば、
気持ちのいい風が通り抜けてくれる昭和の古民家ですが、平成最後のこの夏は、
人も家もとけてしまいそうな暑さに耐えなければなりませんでした。

大小6台の扇風機をフルに回し、庭に水をまき、窓という窓をすべて開け放ちましたが、それでも負けそうな日が度々ありました。
せっかく来てくださった方が少しでも涼をとれるように、大きな手回しかき氷機を、力いっぱいまわしました。

子どもたちは、ひととき暑さを忘れて、
その様子に見入ってくれました。
そのかき氷も、みるみる溶けてしまう。

 そんな、いまどきありえないような店に、この夏は私たちが思っていた以上の方々が来てくださいました。

到着した時には、もう汗でシャツが背中に張り付いてしまっていたり、顔を真っ赤にしながら、子どもたちの遊びを見守りながら、ごはんを待ってくれるおかあさんたちの姿に、胸があつくなりました。

そんな厳しい日々でも、食べて元気になってもらえたらと、夏のいきおいのある野菜をたくさんつかって、おとなもこどもも、一緒に食べられるごはんを汗をかきかきつくりました。

苦手だった暑さに、少しは強くなった気がします。
 たくさん採れたからと、朝から野菜をとどけてくれた方もいらして、うれしくて、ちからになって、つくりながら、いろんな方々の顔が浮かびました。

後半の夜営業では、
自分も大好きな生ビールを出したくて、地元の江戸時代から続く酒屋さんに、無理を言って用意してもらいました。
毎日のように、様子を見に来てくださって、メンテナンスもしてくださり、とびきり冷たくておいしい一杯を、みなさんに楽しんでもらうことができました。
わたしも、もちろん仕込み上がりに一杯。格別でした。

夜は虫の声も聞こえ始め、過ごしやすくなったかと思いきや、イベントの行われた日は、人いきれも相まって、うだるような日でした。
 そんな中での、みなさんの笑顔、おしゃべり、灯り、歌と演奏、パフォーマンス。いつもと違う雰囲気に、高揚した一日となりました。

どんなにか暑かったかは、冬を迎えたらすっかり忘れてしまいそうですが、
この場に来てくださって、
支えてくださった方々の表情やお声掛けは、きっと記憶に残る夏になるでしょう。

夜営業に駆けつけてくださった方々の、楽しげな会話。
 縁側に寝転んで、月を眺める姿。
ごはんのあとで、宿題の追い込みをする小学生。
保育園に子どもを迎えに行って、そのまま一緒に夕ごはんを囲む親子。
パパも一緒の団欒で、安心して一杯呑むママの姿。
ろうそくの灯りの中乾杯する、自転車でやってきたカップル。

そんな様子を感じながら、キッチンに立つしあわせ。
気温に比例するかのような、気持ちもあたたまる日々でした。

そして今日から9月。
これからの日々は、
もしかしたら『いな暮らし第二章』という感じで、いろいろ変化があるかもしれません。

また思いが膨らんだ時に、みなさんにお伝えしていきますね。

私の初めてのブログを読んでくださり、ありがとうございました。

ともみ



- 2018年09月1日(土)