師走に時計がない家で

あっというまに2019年も終わろうとしていることに、ただただびっくりです。
毎年「早いねぇ」と言い合っている気がしますが、今年は12月に入っても暖かな日があったりもして、本当に冬なのかな?と思うこともしばしば。

そんなかでもクリスマスソングを聴けば気持ちが踊り、お店で毎年人気のmm booksのカレンダーや手帖も販売しているのですから、やっぱり”師走”なのですね。

今年はここ毎年12月の定番だったインドの手仕事ブランドTSOMORIRI(ツォモリリ)展がお休みということで、自主企画を考えました。

今まさに開催中、今週末の12/21(土)までの re:koto企画展「普段使い」を贈る は、「日々の事ごとを丁寧に見つめなおす事が物事をより良くする」という考えを大切にモノづくりに取り組む re:koto さんにお声がけさせていただき、生まれた企画です。

箱まで手作り!どこまでも細やかな気配りが感じられるre:kotoの作品

12月といえばやはり思い浮かぶのはクリスマス。
1年の締めくくりでもあるこの季節は、年末年始にかけて家族や親戚、友人や恋人など、お世話になっている人、大切な人と時間を過ごすことも多いかと思います。

そんな時に手渡したいプレゼントを選べる店内にしようと考えました。

それから、冬は寒さも極まり、お家の中にこもって過ごしたくなる季節。
お部屋の中での時間がたのしくなるようなアイテムがほしいなぁと浮かんできました。

そんなふたつの思いから浮かびあがってきたイメージがre:kotoの作品でした。

スワン・木・カメラを形どった木製ブローチは、re:kotoのお二人がよく行くという井の頭公園の風景から切り取ったモチーフ。

普段着にさりげなくワンポイントとして使いやすく、どこか親しみを感じるのは、いつもの街のなにげない風景の一部だからなのかもしれません。

Swan(スワン)

同じく木製のブローチ「VASE」は、胸元に好きなドライフラワーを飾ることができる小さな花瓶の様な形。

大切な人に花束を贈るような気持ちで選んだら、なんて素敵なのだろうと、想像してきゅんときてしまいました。

会期中に続々と旅立ち、残り3つとなったブローチ「VASE」

研究に研究を重ねて生まれたうつくしいモビール「ひとつと連続」は、
目に見えない空気の流れにゆっくりと揺らぎながら形を変えていきます。
不思議といつまででも眺めていられるデザインで、どんな空間にもなじむシックな色合いが素敵です。

木々の葉が風に揺れるように、「ひとつ」の形が連なり空気のゆらぎで動く、私たちの日常で自然と起こる作用を表現したモビール

光を透かし、影を映してゆらゆらと揺れる蝶のメッセージカードは、クリスマス前に合わせてホワイトを用意してくださいました。
わたしが最初に買わせてもらったre:kotoの作品で、友人の出産祝いに贈った思い出もあります。

SNSが普及した今でも、手紙をやりとりするのは豊かな時間です。
プレゼントにそっと添えてみてほしいなぁと、心の中で静かに思っているわたしです。

今回新作として並んだ飛騨産の広葉樹を使用した木べら「15cc」は、なんともう完売してしまいました。きっと今頃、新しい持ち主さんのもとで活躍してくれていることでしょう。

飛騨の山から下りてきた木で、家具や小物を製造している木工房から発生する残った木で製作されている「15cc」は、小さじ・大さじの役目も果たし、フライパンやボウルに沿ってすくいやすい形状になっている優れもの。

この使い勝手の良さ、一生ものの道具として迎える楽しみを伝えたいなぁと思い立って企画した「グラノーラを作ろう!ワークショップ」でも大活躍でした。

写真に写っているころんとした形の鍋つかみはコトリ工房さんのもの。
今回の企画展で「15cc」のお供として並べて販売させていただいています。

残すところ週末12/20(金)・21(土)の2日間となったre:koto 企画展。
タイトルの通り「普段使い」の贈りものを選びに、ぜひ足を運んでいただけたらうれしいです。

今回展示販売しているre:kotoの作品たち

同時開催中の「Book lovers month」では、次々とバトンを渡すように、毎週様々な本屋さんが出張出店に来てくれています。

店内に常設している、国分寺の古書まどそら堂さん選書の古本コーナーは、今月初めに入れ替えてもらったばかり。料理本や、眺めているだけでにんまりしてしまうような国内外の愛らしい本など、充実のラインナップです。

先日出店しに来てくれた本×小金井プロジェクトの「ヨリミチブックス」さんは、店主のfukunagaさんオススメの吉田篤弘さん特集を組み、おすすめブックリストや、本に出てくるアイテムもそろえて、世界観が伝わる本棚を作ってくれました。

お次は12/21(土)出店の「あおねこ文庫」さん。
テーマ別のおすすめ本について書かれたフリーペーパー“採集帖”にも注目を。当日に向け、その日に合わせた新しいものを作成中だそうです。

お題は「冬にページをめくりたい本 超私的7選」。これもまた楽しみ!

その後も12/25(水) 四畳半ノ星空書房さん、12/27(金) ひつじ☆ブックスさんという流れで、店内の一角で本屋さんの出店が続きます。

年末年始に読みたい本を探しに、あたらしい本と出会いに、気軽にあそびに来てください。

いずれの日も通常営業日なので、ランチやスイーツ、お茶などのご用意もあります。

なにかとせわしない師走ですが、しばし時計のない家で、時間を忘れてゆっくり本を眺めたり、おやつで一息いれたり、本屋の店主と話をしたり、それぞれの時間を過ごしていってください。

心身を整えたいなぁという方へのおすすめ企画も載せておきます。

12/20(金)・21(土)に2階のお手当部屋(セラピールーム)で受けられる、柴崎久美子さんによる全身のオイルトリートメント「エサレンボディワーク
※両日とも13:00〜/ 15:30〜 1名ずつご予約受付中

12/27(金) 14:00〜18:00 マインドボディヒーリング講座 ~腰痛や頭痛や花粉症など、心を見つめて身体を整える実践ヒーリング~
自然農関連事業『雑草屋』主催、『身体と心の自然体研究所』所長、茨城県大子町地域おこし協力隊という、ユニークで自然体な暮らしをしている小松学さんによる、毎回人気の講座です。

「マインドボディヒーリングとは」
 http://blog.livedoor.jp/shizentai_labo/archives/1125388.html

12/28(土)9:30〜 Tomokoさんの朝ヨガと薬膳茶の会
年内最後のヨガの時間。初心者の方でも気兼ねなくどうぞ。
ヨガ後のお楽しみ、季節の薬膳茶付きです。

年内は12/28(土)まで営業します。この日は昨年も好評だったランチビュッフェを企画中。詳細はまた!年明けは1/7(火)〜営業再開予定です。

久々のブログ、ずいぶんと長くなってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。(moe)

- 更新日:2019年12月19日(木)

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