みんなで働きかたを考える

毎年毎年ちがう夏。
夏に小さく始まった古民家のこの場は、
まる5年が経ち、初めてクーラーも付いた。

まるまるひと夏休んだ年もあったのだけど、
今年の夏は今までとは、だいぶ違った様相を呈している。

まずは、私たちと共に店の運営に携わってくれるスタッフが誕生したこと。

それには大きな勇気と決断を要し、たくさん話して、お互いに違いを認め合い、

補い合える関係性を目指している。

いな暮らしでの働き方は、既存の働き方とはだいぶ違っているかもしれない。
このことについては、私自身がいくつかの職場に所属し、働き続けてきたが、心身の不調を生じてしまい続けることができなくなることを何度か繰り返し、それはどうしてだったのかを考え続けてきて、見えてきたことを反映させている。

働くこととは我慢して体を壊すことではなく、喜びとして得意を活かすことでありたいし、
雇う雇われるの窮屈な関係性ではなく、フラットで人としてより深い関係性から生み出されることでありたいからだ。

今回スタッフを志願してくれてから5ヶ月目の大島直之君から
『ダブルともさんと豊かに働く作戦会議』の企画を聞いたとき、
直之君だからこそ出たアイディアだと感じた。

高尾のお蕎麦屋さん「杜々」でも働く彼は、「どちらも自分らしくいられる場なんです」と話してくれた。

そんな場や生き方について、それぞれの立場で話すことに意義を感じた。
職が定まらずさまよっていた過去の私にも聞かせたいほどだ。

この企画の為に約2か月間を準備に費やし、丁寧に両店の思いをすくってくれている直くん。

直君の存在により、私の内なる本心も表面化し、
自分が必要でやりたいことに向かっていく直君の姿は
私には働くということの本来の姿に映っている。

もう一人のスタッフいたがきくみこさん、通称さめちゃんとも本音で話す。

「さめちゃんがやってくれることでできた時間を、
私たちは今までやりたくてもできなかったことに費やせる」と。

ともに店をつくり、働くという意味について、私が向き合ってきたことを正直に話そうと思っている。

高尾のお蕎麦屋さん「杜々」の店主ともさんもきっといろいろあった方だ。
直君しかり、この世の中に息苦しさや生きづらさを感じながらも、
どうにか生きていくささやかな作戦会議の場になれたら、そんなにうれしいことはない。

いな暮らし× 杜々トークライブ
『ダブルともさんと豊かに働く作戦会議』


開催日時:8月14日(水)
17:00〜 OPEN
(店内でドリンクや夜ごはんをご注文いただけます。)
19:00〜 トークイベントスタート
21:00 終了予定

場所: いな暮らし (東京都稲城市押立1744-46)
JR南武線「矢野口」駅より徒歩8分
https://inagurashi.com/

お問い合わせ・お申し込み: inagurashi@☆gmail.com(☆を@に)まで。

参加費:2,000円+1オーダー

企画コーディネート: 大島直之

高尾 蕎麦と雑穀料理 杜々 – とと http://soba-toto.com/

いな暮らし https://inagurashi.com/

初めまして、 大島直之と申します。

僕は今、二人の「ともさん」のもとで

働かせてもらっています。

高尾 蕎麦と雑穀料理 杜々 – とと

石井智也(ともなり)さん。

そして、稲城のカフェいな暮らし

鈴木 ともみさん。

どちらも素敵な古民家のお店です。

その店主さんどうしによる

トークライブを企画しました。

ニックネームが同じ二人のともさんですが、

実は、最初から今のお店を始めようと

思っていたわけではなく、

人生の流れや人との出会いによって、

それぞれのお店が生まれたという

共通点があります。

そして僕自身、職を転々とする中で、

二つのお店と二人のともさんに出会い、

社会と関わりを持ち続けていく自信を持ち、

ぼんやりと思い描いてきた

「人間らしく生きる」毎日に

少しずつ近付いているように感じています。

既存のビジネスの始め方や働き方の

「当たり前」を一緒に見つめ直し、

これからお店や、自分で仕事を始めようと

考えている方はもちろん、

今の働き方に違和感を感じている方にも、

そっと背中を押して前向きになれるような

イベントにしたいと考えています。

8月14日、いな暮らしから、

みんなが自分らしく働き、

安心して生きられる場所が

広がっていきますように。


(写真左から杜々店主:石井智也さん、いな暮らし店主:鈴木ともみ、企画主催:大島直之)

いな暮らし× 杜々トークライブ『ダブルともさんと豊かに働く作戦会議』

- 更新日:2019年08月11日(日)

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