臨時休業のお知らせ

3/21〜工房のお菓子を販売する準備に伴い、3/19(火)・20(水)は臨時休業、3/21 (祝・木)11時〜17時OPENとなります。

3/21 (祝・木)は、工房で作るお菓子の販売のほか、喫茶の日として、いつもとはちょっとちがうメニューをご用意します。

ベジキーマカレーや季節のタルト、珈琲やチャイをお供に、春の縁側でのんびりお過ごしください。

お菓子のテイクアウトのみでもOKです◎

“わのおかし” と名付けたいな暮らしの工房でつくるお菓子は、豆や味噌、ゴマや菜種油など、 日本に昔からある 植物性の素材を使います。 
子どももおとなも一緒に楽しめる ほっと一息できるお菓子です。

→ https://inagurashi.com/2019/03/工房からうまれるわのおかし/

<お知らせ>
3/21(祝・木)〜4/7(日)まで岩手・盛岡にあるセレクトショップ「 kasi-friendly」にて開催の企画展「工房蟻/2019SS受注展示会」に「わのおかし」をお届けします。お近くにお住いの方はぜひ、お立ち寄りください。オーガニックコットンやリネンといった素材にこだわった着心地のいい服、アクセサリー、雑貨などが並ぶお店です。
http://kasi-friendly.com

- 更新日:2019年03月19日(火)

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<開催終了>クサノナオ キャンドル展「小さい春をみつけに」

春がすぐそこまで来ています。
鳥の声がなんだか楽しそうだったり
太陽がまぶしかったり
空気がやさしく感じたり。

そんな春のかけらを
キャンドルに入れました。
春をみつけにいらしてください。

クサノナオ キャンドル展
「小さい春をみつけに」
3/12(火)〜16日(土)
*3/14(木) は定休日のためお休みです。


【ワークショップ】
3/16(土) 10:30~
小さなボタニカルキャンドルとサシェ作り

手のひらサイズのかわいいキャンドルとサシェを作ります。
おとな向けのワークショップです。
*熱いワックスを使用するので、ちいさなお子さま連れの方は、気をつけてご参加ください。

参加費:3000円 (いな暮らしのランチ付き)
持ち物:はさみ、持ち帰り用袋
申込: inagurashi☆gmail.com (☆を@に)

Aroma craft lab soap & candle クサノナオ
https://r.goope.jp/aromacraftlab


- 更新日:2019年02月22日(金)

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いな暮らしのごはん – 2

世界一おいしい玄米を炊く会では、土鍋のなかの玄米に向き合う時間となりました。水の中でたゆる玄米を、やさしい手つきで水流をつくり、泳がせたり。火をあて、湯の中の対流で踊り出す一粒ひとつぶに見入ったり。ほこほこと立つ湯気の香りに、鼻孔をふくらませ、待つ時間の豊かなこと。

米粒が炊けることと、地球が誕生することって、同じ法則なんじゃないかと、壮大な気分に。その場のエネルギーいっぱいの玄米を、それはそれはおいしくいただきました。

参加の方からは、「沁みいりました。」「風邪っぽかったのが楽になりました。」「あんまりごはんを食べない子が、すごく食べました。」など、うれしい声があがっていました。

わたしは、もう鍋がどうのとか。水加減が大事とか。米はこだわってとか。そんな次元じゃないんだなって、感じました。

火をおこし、人が集まり、作る。語りながら、笑いながら、考えながら、それを待つ。それだけで、ごちそうだ。おいしいに決まってるって。

でも、わからなかったな。子育て中に感じてみたかったな。玄米を炊く会は、また11月26日に予定しています。料理家でセラピストのわたしの友人、きむらかよちゃんが伝授してくれます。私は玄米に合うおかずと味噌汁を担当します。

いな暮らしは、地元稲城の野菜やパンをガレージに並べた青空市からスタートしています。その後、パン屋さんの工房を間借りして、その時のお客さんから、いまの場所を知ることになったのです。

最初から今のようなごはんを出せていたわけではありませんでした。わたしの力量がなかったこともあるのですが「いな暮らしのごはん‐1」でも書いたように、おむすびなら、家族に20年以上握り続けていたので、できることとして、まずはおむすびとお味噌汁を一緒に出しました。

飲食の仕事の経験もなく、いわゆる街のカフェを目指していたわけでもなかったので、そこに、店はこうするべきっていう常識は、全然持ち合わせていなかったのです。だから、調理器具も家庭のものだし、プロ仕様の物なんてどう使っていいかもわからない。でもそれでよかったんだと、今は思ってます。わたしには、目指したいごはんが明確にありました。それは、子どもを育てながら感じたことが、大きく影響しています。

わが子のアレルギーに対応する、食べることに向き合うなかで、牛乳を豆乳に換えたり、たまご抜きで作ってみると、できるし、むしろおいしいし、シンプルでいいんです。

 給食で食べられないものがある日は、同じものを材料を代えて作り、持たせていました。だけど人と違うことって勇気がいります。同じ方が安心するものです。私の心配をよそに、娘のクラスメイトは自然に受け入れてくれていました。時には、「ヨウちゃんのおかずの方がいいなぁ」なんて言ってくれる子がいたとか。子どもたちの無邪気さ、やさしさに救われました。

お友だちと遊びに行き来をする中でも、食べられるおやつをもたせると、親御さんからも、「おせんべは大丈夫なんですね。」なんて声をかけてもらい、次回は用意してくださったり、人のあたたかさに助けてもらいました。

6年前の調布の小学校の学校給食で起きた、アレルギーによる死亡事故を知った時、胸がぎゅーっと鷲づかみされたように、痛くて苦しくなりました。その子が同じ女の子で、除去食を作ってもらっていて、たぶんよく食べる子だったのでしょう、すごく娘と重なり、その時の教室の状況が手に取るようにわかるのです。おかわりをした分は、みんなが食べるおかずで、除去食ではなかった。だれか人のせいにできることではないと思ったのです。

食べられないことを、別にする発想から、食べられないなら、そこに合わせていく発想があればなぁと。違いを別にしていく仕組って、他にもあるけど、当事者からしたら切ないものです。どうにかならないかなぁと。

仕組みを変えていくのは、ひとりでは難しいけれど、だれでも来ていいよっていう場があって、みんなで同じものが食べられるごはんがやおやつがあれば、小さく自分にもできることがもある。だったら自分がやったらいいと、いまにいたっています。

食べることって喜びだから、からだをつくっていくことだから、すごく大事。

- 更新日:2019年02月19日(火)

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いな暮らしのごはん -1

10月になり、食欲の秋が到来。
お店をやっていて、よく聞かれることのひとつは、私たちがつくっている『ごはん』について。
「どうやってつくっているのですか」「どこかで習ったのですか」などなど。
一言で答えるのがむずかしいので、書いてみようと思います。
まず根底にあるのは”おとなもこどももみんなでたべられるごはん”
この『みんなで』がとても重要で、それについては、私の子育て中の体験からさかのぼってお伝えしたいので、1としました。
長くなりそうです。

 長女とやっている店ですが、次女も同じ町に結婚して住んでいます。その次女が、幼いころから食物アレルギーでした。
 除去食をする必要があったのですが、私にも世間にも情報がほとんどなく、牛乳にアレルゲンが強いと言われても、そのものを飲ませなければいいくらいの認識でした。

お誕生日に普通のケーキを食べさせて、保育園の先生から「大丈夫なんですか?」と指摘され、おどろいた私は、食べ物がなにから作られているのかなんて、ちっとも気にしていないありさまでした。
病院の対応もまちまちで、納得できないことが多々あり、いくつもの先生を渡り歩きました。そしていきついたのが、口は悪くておっかないのですが、芯には愛を感じる先生でした。喘息や皮膚のかゆみなど、いわゆるアレルギーマーチで、次から次へと症状を引き起こす娘。先生もいろいろと手を尽くしてくださるのですが、手をこまねいている感じでした。

薬だけではなかなかコントロールできず、週に何度も駆け込む私に、「アレルギーの最近の研究で、農薬や添加物も影響しているとの報告があるから気をつけてみたら」と言うのです。(24年も前のこと)
 なんのことやら??ポカーンとしていると、先生は自然食品のお店のリストを渡してくださいました。ほんとうに、食べもののことに無知すぎる母でした。この日から、私と子どもたちの、食べることをめぐる試行錯誤の日々が始まりました。長女4歳、次女2歳、私は30歳でした。
 スーパーでパンやカレールー、お惣菜などの加工品の原材料表示を見てみると、多くの食品に乳製品がはいっているのです。
あとは何やらわからないカタカナの添加物。
「何もたべさせられるものがない!」
 外食しようと店員さんに
「乳製品や卵が入っていないものはありますか?」と聞いても要領を得ない。外食産業の本社に問い合わせ、資料を送ってもらったこともありました。そういうものに頼っている自分がいました。
2歳違いの子育ては目の回るような忙しさでした。家事をして、子どもの相手をして、それだけであっという間に夕方です。くたくたです。夕ごはんくらい手抜きをしたい気持ちのときもあって、せめてふつうのおむすび、ふつうの味噌汁だけでいいのに、どこにもないんです。売ってないんです。食べに行けないんです。
だからもおむすびだけは、持って出るようになりました。子どもたちの生命線です。
その頃にあったらよかったと、”子どものおむすびセット” ”子どものごはんセット”をつくっています。1食分のお母さんたちのへの手助けと、安心して食べてもらえるごはんとして、お役に立てたら、こんなにうれしいことはありません。

ごはんと野菜たっぷりの味噌汁やスープ。これさえあれば、大丈夫って思えるのです。
ごはんは、玄米だけでは苦手な方や消化がしにくい方もいらっしゃるので、黒米や雑穀を入れた白米と半々に出しています。
この玄米を土鍋で炊く講座を、友人の料理家きむらかよちゃんと一緒にすることになりました。なんと、世界でいちばんおいしく炊ける玄米だそうで、いつもは圧力鍋で炊いているわたしですが、興味津々です。
私は具だくさんのお味噌汁(いな暮らしで仕込んだ蔵出しです)と、野菜のおかずを担当します。一汁二菜といった感じになりそうです。
→ 世界一おいしい玄米の炊き方教室@いな暮らし (残席2名) 日時:10月22日(月)11時~14時
 (第二回目の開催を11月26日に予定しています。)

 場所:いな暮らし (東京都稲城市押立1744-46)
http://inagurashi.com
 JR南武線 矢野口駅より徒歩7分

 参加費:4000円(玄米ご飯・お味噌汁・おかず・お茶付き)

 申し込み・お問い合わせ:
 inagurashi⭐gmail.com(⭐を@に)
 080-5644-0508

 さてさて、わたしの子育て中の悪戦苦闘ぶりは次回にも続きます。それを語らずして、いな暮らしのごはんについては語れないので、もう少し、お付き合いくださいね。ともみ

- 更新日:2019年02月19日(火)

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<開催終了>はちみつ市

八王子で無農薬野菜を作りながら、養蜂にも取り組むフィオ -FIO-の純粋はちみつ”green honey”を仕入れたことをきっかけに、ミツバチの話を聞かせてくれたFIOの養蜂スタッフである長谷 裕介さんとの出会い。

はちみつを買うだけでなく、わたしたちの手に届くまでのお話に耳を傾ける、ミツロウを使ってみる、ゆっくり味わう、といった体験が加わると、みつばちの世界がちょっと身近に思えてきます。

そんな気がして、今回は「はちみつ市」と名前をつけて、そこから連想したメンバーに声をかけてみました。

”はちみつ”というテーマにとらわれすぎず、あの人この人、一緒に並んだらきっとたのしい!そんなわくわくした気持ち一番でお声がけしたメンバーとともに、お待ちしています。


開催日時:3月10日(日) 11:00〜16:00

<出店予定>
フィオ -FIO-(&Farm YUGI):無農薬野菜とはちみつ
https://fio8.com

・風土( Cayoco Hashino):ベジマフィン・本
https://fuu-do.com

Sister moon:カードリーディング
http://sistermoon11.com

・niko( 岡部 圭子):バッグとブローチ
http://nikonikonikonn.shop-pro.jp

・Flowers&Plants PETAL. ( 森 このみ):お花屋
https://www.instagram.com/konomimori/

古書 まどそら堂:本
https://madosora.exblog.jp

・lotusland ( 中村 真知子):満月みつろうキャンドルとみつろうラップ

ハチノワ:八王子の里山の小楢や山桜で作る木の皿、カッティングボード

いな暮らし:季節野菜のごはんと飲みもの(Vegan◎)
http://inagurashi.com


- 更新日:2019年02月9日(土)

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クラウドファンディング達成!工房完成お披露目パーティー

初めて挑戦したクラウドファンディング、達成から2週間が経ちました。応援してくださったみなさん、ありがとうございました。
お礼の気持ちと、工房が加わったいな暮らしのこれからをお伝えする、ささやかなお披露目パーティーを開きます。

100人以上の方からご支援いただいたおかげで、無事に目標達成し、ただいま工房の完成に向けて動いています。
パーティー当日は、いな暮らしが用意するごはんや飲みものはもちろん、工房で作ったものもご試食いただけるよう、この頃は試作の日々です。
今回は、クラウドファンディングのサイトを通じてだけでなく、直接お店でお気持ちを手渡してくださった方もいらっしゃいました。

2011年の震災後、自宅ガレージで始めた頃から数えると約7年間、
いな暮らしとして活動してきたわたしたちにとって、
おおきくてあたたかなギフトでした。

今回のチャレンジが、今後の体制を整えるきっかけにもなり、
いな暮らし第2章の始まりのような気持ちでいます。

ご都合のつく方、お越しいただけたらうれしいです。
お会いできるのを楽しみにしています。


<日時>
2019年2月24日(日) 12:30〜(15:00 close予定)
<場所>
いな暮らし: 東京都稲城市押立1744–46
JR南武線「矢野口駅」徒歩8分
ウェブ:http://inagurashi.com/
インスタグラム:https://www.instagram.com/inagurashi/
<参加費>
お一人 3500円
(小中学生1000円/小学生未満500円)

※クラウドファンディングで【工房完成お披露目パーティーにご招待!】リターンを選んでくださった方は、ご招待させていただきます。お連れ様もご一緒にどうぞお越しください。
https://camp-fire.jp/projects/view/106383

- 更新日:2018年12月13日(木)

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夏の終わりに

暑い、あつい、暑かった夏も終わろうとしています。
風さえあれば、
気持ちのいい風が通り抜けてくれる昭和の古民家ですが、平成最後のこの夏は、
人も家もとけてしまいそうな暑さに耐えなければなりませんでした。

大小6台の扇風機をフルに回し、庭に水をまき、窓という窓をすべて開け放ちましたが、それでも負けそうな日が度々ありました。
せっかく来てくださった方が少しでも涼をとれるように、大きな手回しかき氷機を、力いっぱいまわしました。

子どもたちは、ひととき暑さを忘れて、
その様子に見入ってくれました。
そのかき氷も、みるみる溶けてしまう。

 そんな、いまどきありえないような店に、この夏は私たちが思っていた以上の方々が来てくださいました。

到着した時には、もう汗でシャツが背中に張り付いてしまっていたり、顔を真っ赤にしながら、子どもたちの遊びを見守りながら、ごはんを待ってくれるおかあさんたちの姿に、胸があつくなりました。

そんな厳しい日々でも、食べて元気になってもらえたらと、夏のいきおいのある野菜をたくさんつかって、おとなもこどもも、一緒に食べられるごはんを汗をかきかきつくりました。

苦手だった暑さに、少しは強くなった気がします。
 たくさん採れたからと、朝から野菜をとどけてくれた方もいらして、うれしくて、ちからになって、つくりながら、いろんな方々の顔が浮かびました。

後半の夜営業では、
自分も大好きな生ビールを出したくて、地元の江戸時代から続く酒屋さんに、無理を言って用意してもらいました。
毎日のように、様子を見に来てくださって、メンテナンスもしてくださり、とびきり冷たくておいしい一杯を、みなさんに楽しんでもらうことができました。
わたしも、もちろん仕込み上がりに一杯。格別でした。

夜は虫の声も聞こえ始め、過ごしやすくなったかと思いきや、イベントの行われた日は、人いきれも相まって、うだるような日でした。
 そんな中での、みなさんの笑顔、おしゃべり、灯り、歌と演奏、パフォーマンス。いつもと違う雰囲気に、高揚した一日となりました。

どんなにか暑かったかは、冬を迎えたらすっかり忘れてしまいそうですが、
この場に来てくださって、
支えてくださった方々の表情やお声掛けは、きっと記憶に残る夏になるでしょう。

夜営業に駆けつけてくださった方々の、楽しげな会話。
 縁側に寝転んで、月を眺める姿。
ごはんのあとで、宿題の追い込みをする小学生。
保育園に子どもを迎えに行って、そのまま一緒に夕ごはんを囲む親子。
パパも一緒の団欒で、安心して一杯呑むママの姿。
ろうそくの灯りの中乾杯する、自転車でやってきたカップル。

そんな様子を感じながら、キッチンに立つしあわせ。
気温に比例するかのような、気持ちもあたたまる日々でした。

そして今日から9月。
これからの日々は、
もしかしたら『いな暮らし第二章』という感じで、いろいろ変化があるかもしれません。

また思いが膨らんだ時に、みなさんにお伝えしていきますね。

私の初めてのブログを読んでくださり、ありがとうございました。

ともみ



- 更新日:2018年09月1日(土)

話してもいい 話さなくてもいい

今日は雨がざんざんと降っていて

お客さんは少なめのゆったりな日でした。

そんな日は

お茶の葉を袋詰めしたり

目を通せていなかった資料をチェックしたり

これからの企画について内容を詰めたり

忙しい日にはなかなかできないことをします。

その日のおかってさん(いな暮らしを手伝ってくれているみなさんのことをこう呼んでいます)と

手を動かしながらゆっくり話をしたり

お客さんとの会話も慌てずできて

ゆったりな日ならではのよさもあります。

雨の日は

屋根に落ちる雨粒の音がなんとも気持ちいいのです。

本を読むにはぴったりの日で

大切な人とゆっくり過ごすにも

もってこいの日です。

いな暮らしには

毎日いろんな人がやってきます。

おうちのようですが

カフェなので

営業日にはいつも扉を開いて

どなたでもどうぞの気持ちです。

ひとりしずかに過ごしたい人もいれば

なんとなくだれかと話したいような気持ちで来る人もいます。

みんないろいろです。

わたしもよくカフェに行きますが

ひとりの時間を過ごしたい日もあれば

お店の人や

たまたま近くにいた人と

なんとなくちょっと話したいような日もあります。

今週は

ゆっくり話したい人との出会いが多かったなと思います。

ひとの話を聞くのが

おしゃべりするのが好きなわたしは

ここに来てくれる人たちの話を聞くのも

たのしみのひとつです。

旅するように全国各地の農家さんを巡りながらはたらく男の子は

いつもひとつの旅を終えると

そのお土産話とともに

ごはんを食べに来てくれます。

なんとなく

職場での人間関係人に悩んでいた女性は

いな暮らしの本棚からぴんとくる一冊を選んで

借りて帰って行きました。

話してもいいし

話さなくてもいい。

話したくなったら

いつでも話していいし

話を途中でやめたくなったら

やめてもいい。

そんな場であれたらなぁって

思います。

ミヒャエルエンデの小説「モモ」の主人公モモは

まちの人たちの話を聞くのが上手な女の子。

まちのいろんな人がモモのところにやってきては

話したいことを話し

聞いてもらっているうちに

来た時よりもすっとした気持ちで

帰っていきます。

モモのような存在であれたらなぁと

あたまの片隅でいつも思っていたりします。

今日も雨のなか

来てくれたみなさんに感謝して

また明日もお店を開けます。

- 更新日:2018年06月15日(金)

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